これで IBM XCITE については最後
Bluemixで提供されるWatsonサービス
dev@XCITEとは別に、展示のほうでBluemixで提供されるWatson APIのブースで話を聞いてきました。
Bluemixではベータ版では有りますが、Watson APIを公開していて、現在は無料で使えるとのこと。
デモは、「IBM Developer Cloud」で公開しているそうです。
ただ、日本語にはまだ対応しておらず、現在ソフトバンクの協力の下、"Watson日本語を勉強中"。
リリース時期は今年中を考えていたけど、もうちょっと時間かかりそうとのことだそうです。
APIの種類と概要は↓こんな感じ。
#私のつたない英語の翻訳と勝手な見解なので、正確には違うかもー。ご指摘があればコメントでお願いします。
- Personality Insights(パーソナリティ分析)
テキストの文書から、そのテキストがどのようなものなのかを予め定められてキーワード別に重み付けし、どのような文書なのか、傾向があるかを分析することができる。
- Natural Language Classifier(自然言語分類)
短い文書、フレーズに対して独自に事前定義されたキーワードをスコアをつけて返す。 - Concept Insights(コンセプト分析)
全文検索のようなもの。ただし指定されたキーワドの意味を理解し、より人間的な検索が行えるところが違う。「ニューヨーク」を「ビッグアップル」とも認識するとか。
英語版のWikipedhiaのデータでトレーニングされているらしい。 - Concept Expansion(コンセプト拡張)
コンセプト分析を口語てきな不明瞭な文書でも解釈して、キーワードをスコアを付けて返す。 - Language Identification(言語識別)
テキストが何の言語で書かれているか判断する - Machine Translation(機械翻訳)
テキストを機会ご翻訳する。Language Identificationと合わせれば、変換先の言語だけ指定すれば良さそう。 - Message Resonance(メッセージ反響?共鳴?)
予め設定したカテゴリの人々のブログやつぶやきなどを分析しておき、 あるフレーズの各単語が、指定したカテゴリの人たちにどの程度ウケるのかを数値化して表示する。 - Question and Answer(質問と回答)
自然言語の質問を解釈し、回答と思われる文書(URLなど)をスコアを付けて返す。 - Relationship Extraction(関係抽出)
文書から単語を抽出し、その単語がどんな種類(人、場所、イベント等)のものなのかを推測する。例えば
IBM->組織、last year->日付 - Speech to Text(音声認識)
人間の言葉をテキストに変換する。 - Text to Speech(読み上げ)
テキストを音声で読み上げる。(音声データを返す) - Tradeoff Analytics(トレードオフ分析)
さまざまな分野の目標を分析し、それぞれトレード・オフの関係にあることを分析する。
例えば、スマートフォンを買うという目標と、将来のための資金を確保したい、という目標がトレード・オフの関係にあることを見抜く、とかそういうことらしいがよくわからない。#APIのメソッドも1つしか無いし・・・ - Visual Recognition(画像認識)
画像が何なのかを複数のキーワードをスコアをつけて返す。
F1の写真であれば、car,auto racing,race car,motor sport などなどを返す。
で、
これらのサービスは、基本的にはまずWatsonを教育するところから始めなければならないそうなので、すぐにパワフルな分析ができる、というわけではな
いらしいです。またWatsonの調教(?)によっても正確性に影響があるようなので、そのへんのスキルも必要になるかも。
#全てではなく、Concept Insignts はWikipediaのデータでトレーニングされているらしいですし、音声や画像に関しては、分析のもととなるデータの登録とかは必要ない・・・と思う。
#全てではなく、Concept Insignts はWikipediaのデータでトレーニングされているらしいですし、音声や画像に関しては、分析のもととなるデータの登録とかは必要ない・・・と思う。
で、Watsonとは別の人工知能としてAlchemyAPIも提供されています。こちらは、今年3月にIBMが買収した企業のサービスですね。分析のアプローチが異なるのだとか。
こちらは、インターネット上の文書をソースとして分析するようで、すぐに使えるサービスになっているようです。APIも同じようなものがいくつか有ります。
しかし、独自のデータを分析のソースとして登録したり調整したりできないので、組織特有の分析はできなそうで、この辺りがWatsonとの使い分けになってくるでしょうか。
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